クラブに所属する子どもたちが、“野球に親しみ”、“将来の夢を育み”、“野球障害に悩まない”環境を整備するため、『選手への声掛け、指導等に関する「指導指針」(ガイドライン)』(以下、ガイドライン)を制定し、監督、コーチ、アドバイザー、父兄を含むクラブの関係者は、このガイドライン を遵守し、子どもたちの指導にあたることとします。
(1)暴力・体罰の禁止
・注意、指導を行う際、当然のことながら、暴力、体罰は厳禁とする。
→仮に冗談であっても、選手への暴力、体罰とみなされるような行為は断じて行わない。
(2)声の大きさ
・注意、指導するときは、必要以上に大きい声で選手を委縮させるような声掛けはしない。
(相手が聞こえる声の大きさを意識。)
・試合中など、どうしても大きい声を出して指導する必要がある場合は、アクションを用いて、
柔らかい言葉遣いで、子どもが委縮しないよう最大限、配慮する。
(3)タイミング・頻度
・子どもが指導を受入れられるタイミング(心が穏やかな状況)を見計らって注意指導する。
(指導者の思い付いたタイミングではなく、子どものタイミングで指導する。)
・内容、場面等を明確にして、なるべく短時間で指導する。
(くどくど、ねちねち同じことを言わない)
・過去の出来事を持ち出して、指導・注意しない。
(4)叱るとき・注意するときの留意事項
・子ども達への思いやりを忘れない。
・不必要、不要な言葉を付け足さない。不適切な言葉は使わない。ネガティブな言葉は用いない。
・注意指導する際は、大勢が見ている前や大声ではなく、できる限り、個別に子どもの尊厳を
傷つけないよう配慮する。
・自分の考え方を押し付けない。
(家庭によって教育方針は様々なので、必要に応じて話し合う)
・悪口のような言葉は使わない。
・相手の尊厳を傷つけるような言葉、態度を取らない。